[ 一瞬、己と同じような苦笑を浮かべた妻に、玄武神は目を細め、手を取り頬に当てる様子に笑みを深める>>47 ]承知した。花の萎れぬ内には、必ず戻る。[ 言の葉に秘めるのは、探す仙花ばかりではなく、天で待つ花への想いでもある、とは、人目憚らず、妻の肩を抱き寄せた仕草で知れたろう ]