[馬の上で器用に胡坐をかいていた男の午睡は、甲高い音>>26によってさえぎられる。くぁ。と欠伸をする背中と腰の後ろにバツ印を描くように二本ずつ剣をさし大きめの外套を纏った男は既に声も発することのできないコウモリの亡骸を見遣る] あんまり、なぶらないでほしいものだね。人間はよえーんだからよ。[すでに終わっていたためつまらなそうにしながら治療まで行われる光景を視界に納めた]