惑わされぬように、か。
[小さく呟いて、光を受けた腕輪を軽く、撫でる]
でも、だいじょーぶ。
……ほんとに大事なものは、見失わない、から。
[常ならば表に出さぬ誓いの言の葉をその場に零した後、こちらも森に背を向けて]
よしっ、やる事やった。
戻って一休みー……っと、その前に。
[言いながら、視線を向けるのは肩の瑠璃色]
……お前にも名前ないと、色々と不便だよなあ……どーしよっか。
[呟きに、海龍はきゅー、と鳴いて首を傾げる。
尻尾がしたぱた、何やら期待するように揺れていた。
その様子をしばし、じぃ、と見つめて]