[昼の休憩から二時間ばかり過ぎた頃、さりげなく事務室を出て第二閲覧室へと向かう。結局カフェに現れなかったウェルシュに差し入れを持って行くためだ(>>0:203)。食事代わりになるようなカロリーはないけれど、頭脳労働に少しの甘いものはよく効くだろう。
閲覧室の入り口近辺で解れた本の修復をしていたオズワルドに見つかった(>>0:165)。
「アンタまた来てんのか」なんて呆れられたが、手近な机にキャンディを幾つか置くと、ひらりと手を振って通り過ぎる。
奥の方では仲良し三人組が楽しそうに言葉を交わしながら仕事をしていた(>>0:37〜)。
セルウィンが少し不機嫌そうにアプサラスに何か言っていて、アプサラスは何故か嬉しそうにそれに頷いていて、ゾフィヤはそれを眺めながらシニカルで楽しげな笑みを浮かべている。
彼らにも纏めてざらざらとキャンディを配ると、書庫の前を通って翻訳場へと向かった。
途中、書庫の前で壁に向かって会話してるテオドールにも差し入れをしておく(>>0:55)。きっとキャンディについても切れ味のいいギャグを考えてくれることだろう。]