― 昨夜・談話室 ―
[2人の遺体を移動させた後、ゲルトが左手の治療に
戻ってきた。
素人目でもなかなかに酷い傷だと苦笑する]
いや、今まで黙っててすまん。
[謝罪>>33には首を振る。
医者のゲルトには悪いが、この傷の痛みが無ければ。
痛みが自分を人間に繋ぎ止めてくれている大事なものだった]
銀嵐が…終われば……。
[もう終わりだと、その願いに嘘でも頷いてやりたかった。
ゲルトが纏めてくれていたヨアヒムの最後の作品に視線を移す]
お前も…ゆっくり休むと良い。
[そこだけは微笑みと共に頷いた*]