人狼物語−薔薇の下国

502 温室世界の住人たち


作家志望 クララ

 ヴェルナー、さん……。

[『街』の中ではほぼ同時に眠りについた彼だが、こちら側で目を覚ます気配はない。
 近付こうにも、どうやら本体から離れて動くことは出来ないようだ。
 病を癒せる、というのは安心材料ではあるのだけれど]

 戻る、って、どういう……?
 わたし、自分の家で眠っちゃって、気付いたらここに居て。
 でも、なんだかここから動けないみたいですし……。

[眠っている間に運ばれてきたという想像も、なんだかそぐわない。
 『外』という割には狭い空間と、まるで初めからここにあったかのようなたくさんの鉢植え。
 えもいわれぬ悪寒が背筋を走った**]

(50) 2018/06/30(Sat) 12:34:41 (suzukake)

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