―東階段―[階段を登る途中、傀儡の足が止まってしまいます。この契約者にも聞こえる、傍らにはいない誰かの声。]……見られた、みられた。「落としてしまえば良い。落ちてしまえば忘れられます。」厄介、守る力。「そちらもまた、落としてしまえば良い。守るちからなんて、じゃまでしかないのですから。」[再び段を登り始める傀儡の、指に繋がる操り糸。階段を上りきった先、眩いばかりの、光の波>>46]