!!!
[ヤコブが口にした話>>47は想像以上の内容だったので、すぐに返事ができなかった。
瞬きもできずに息を殺しながら、今まで尋ねることすら封印してきた三年前の出来事と、ヤコブが恋人と言った女性とのことに耳を傾ける。]
そう、だったのか。
[全てを聞き終えても、言葉は出てこない。下手に何かを言えば、ヤコブの思いを軽んじるのではと心配になったから。
しばらく考え込んだあと、真剣な口調で告げる。]
お前もためらいをなくしたいのか。かつて俺がそうだったように。
[羨ましいと告げた理由のみに焦点を当てて、ヤコブをじっと見つめる。]