[頬に飛んできた拳は、何かいいたそうにしていたシモンのもの。>>3:224]
あのなぁ…!
[てめぇが飛び込んで来なきゃ怪我しなかったっつの、
散々アルビン煽ってたのはヤツの余裕を奪って分かりやすくなった
呼吸や視線と体の動きを見て反撃に出ようとしたからであって、
シモンが飛び込んだからそれらが全部パァになっちまったんだよ。
という言いがかりは、殺されずにすんだ、と安堵するシモンの言葉を聴いてまるっと飲み込んだ。]
………………
……………………わるかった。
[さっき、無抵抗の人間──パメラを目の前で殺そうとしてたのに。
アルビンを煽って、出来るなら殺そうとしていたのは男なのに。
軽蔑されてもおかしくない展開に、男はバツの悪い顔を見せて、
2人に謝罪をこぼした。*]