[手を差し出されれば、ややぎこちなく支えてホールの中央へ。曲は優美なワルツから飛び跳ねるようなスコティッシュへ]
(右右、左左、8拍で2回転、右右、左左…っとと)
[足を後方に跳ね上げ、大きな円と小さな円を描いてクルクルと回る。彼女は重さを感じないほどに軽やかで]
あはは、ベルさんうまいなあ。…これ、私がリードされてますよね?
[息を少し切らしてそんなことを呟けば、耳にかかる微かな吐息>>49][その思いには気づけないけれど]
ふふっ…ありがとうございます。たまには『昔に帰る』のもいいものです。きっとまた来ます。
[その時はきっと、『ただいま』というのだろう]