……手を、でありますか
[ なるほど確かに手を握るだけでも効果がありそうだと思えた。
しかし、なぜか夜に眠っている間を強調するドロシーに首を傾けつつも頷いておく。
ドロシーの言うことだ間違いはないであろう。 ]
分かったであります
その時はドロシー殿に相談するようそれとなく薦めるであります
[ その後はすっかり冷めてしまった紅茶を一気に飲み干し
ドロシーに感謝してから、なにもなければ退出したであろう。 ]
紅茶美味しかったであります
それでは自分はそろそろ退出しようと思うであります
貴重な意見感謝であります
[ 扉に手を掛けた時、こぼれ出すようにそっと呟く。それがドロシーに聞き取れたかは分からない。 ]
ーー優しいというのは少し違うであります。彼女を見ているとなぜだか無性に罪悪感に苛まれるのであるであります。*