人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の護花 コンスタンツェ

[そうして、静寂が支配する、生命の気配無き冬の世界。
 凍柊の領域へと辿り着く。]

 寒っ……、

[瞬く間に睫毛は凍り、吐く息は白く、自分の体温が酷く小さく感じられる。
 呼吸をする度、凍った空気が肺の中に這入り込み、体を内側から冷えさせる。
 圧倒的な氷雪の気配に、リリの存在もまた、酷く小さいものだと感じられた。
 両腕で体を抱え、丸まるように身を縮ませる。**]

(50) 2015/10/03(Sat) 02:12:57

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