[アイスが食べ終われば、なんだかねむくなってしまったのですが。抱きよせられ、うながすように落とされた言葉に、こくりとひとつうなずきます。楽しくてすっかり忘れてしまっていましたが、目的は別にあるのです。さっさとあの黒い光を調べてに行かなければいけません。あくびをかみ殺し、彼に運ばれるまま外へと。あんまりにも緊張感がありませんが、しかたのないこと。だって なにか起こったとしても、彼がなんとかしてくれるはずです。――そのために、彼がいるのですから*]