人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


舞踊家 ソマリ

[ここに来てから8年、いや9年が経過しようとしていた。
庭番などという新入りが押し付けられそうな仕事を好んでやるのは、
綺麗なものに触れているのは、何よりも好きだから]

  クライミングローズの支柱、だいぶ古くなってきてるな。
  新しいものを仕入れてもらわないと

[外に出れれば自分で買いに行けるのに。
籠の中の鳥とは実に面倒なものだ。

同時に、長き付き合いを経ている同志たちや
新たに足を踏み入れた新入りに手を伸ばすことができる
この隔離空間は、それなりに魅力も伴ってはいるが。

王子の魅入る彼らは、この薔薇のひとつのように可憐だから]

(50) 2013/09/28(Sat) 01:14:17

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