[ガルニエ騎士団といって思い浮かぶのは、勇壮な騎士団の様子、ではない。絵をかいてもらったなー、という記憶だった。あれはどこだっただろう。焚火の明かりで母が踊り、自分がレクを叩いて歌う姿を絵に描いてくれた人がいた。もらった絵は今でも大切にしている。母を思い起こす数少ないよすがだ。あの時、自分とさほど年の変わらない少年がいたのも覚えている。踊ろう、なんて誘ったっけな。*]