っふへくしょい、ちくしょー。
[ちょうど独り言で兄を案ずる健気な妹の気持ち?念?>>42が届いたのか。鼻と口を皮の手袋―左手の甲から手首に走る、大きな引っかき傷を隠している―をはめた両手で抑えながら大きなくしゃみを一つ放つ。
酒さえ飲まなければなどとパメラに心配をかけたり、家を留守にしては寂しい想いをさせたり。
頼りないという自覚は一応あるので、旅に出るとお土産は欠かさず買ってくる。因みに、ゲルトの薬を探しに行ったときは、桜貝で作ったネックレスだった。
だがしかし、本当の意味で自慢できる最高のお兄ちゃんになるべく身を慎み、言動を改めて仕事に励む……と改心するほどの気概は持ち合わせていないため。
相変わらずだらだらと適当に過ごしている。**]