……そういうことか……、
[白猫の説明(>>34)に、小さく舌打ちをする。
ガルーの研究中、50年前にそういう事件があったことくらいは知ってはいたが]
……いいのかね、極秘のプログラムを、そこまで説明して。
人の口に、戸は建てられない――同じ手は使えないのじゃないか。
[とは、白猫にいうでもなく、呟いて]
(しかし――……、)
[正直――幾らかの懸念も浮かんだ。
あれだけの疑心暗鬼のあと――"全員が同じ部屋で目覚める"のだ。
自分は確認していないが、あるいは、ヒト同士での殺し合いもあったかもしれないのに――]