[そう記した手記をヴィスマルク事件戦没者慰霊碑の前に置く。少しの間だけ黙祷を捧げて、その場を立ち去っていった。]生き残った人間が死んだ人間に対して出来る事は、死者の死を無駄にしないこと、だったな、息子よ。これがランデル家としておまえにしてやれる唯一の事だ。無駄死にではなかった、そう伝えていこうと思う。[そう独白するとジークムントは職務へともどっていった**]