私を借りたオネェさんのお話なのです。
若かりし頃、地方より都市部へ家出同然で移り住んだそうなのです。
その後、色々とお仕事する間も、ほとんどご家族の方には連絡をとらなかったそうです。
そして、元旦。
コンビニのお仕事帰りにふらりと薔薇の下図書館へ立ち寄ったところ、
偶然にも郷里の地域の電話帳(コンスタンツェ)を見つけました。
用がなくとも、ついつい借りてしまったそうです。
ページをめくってみますと、載っていました。
オネェさんが子供の頃、おせち料理を作ってくれた仕出し屋さんや、
お正月の都度、ご家族がお世話になっていた美容室
夢中になったあの厨二ライトノベルを買った本屋さん……>>4:1>>5:1