[高速の勢いを乗せ振り下ろされる分銅>>47を、敢えて、硬質で覆われた右肩で受けた。減り込むような鈍い音と、凄まじい衝撃。骨にすら響くそれを歯を食い縛り耐えて、硬質の右手で分銅傍の鎖を握り締めた]おぉおぉおお!![更に降下するグレートヒェンの後を追うように、鎖により引かれるオズワルドの身体。鎖を己の方へと引けば、僅かばかりでも距離は縮まろうか。左手で三日月斧の刃傍の柄を握ると、石突をグレートヒェンの背を狙い突き出した*]