−呉・Rainbow Arch社 整備スペース−
バルタさん!バルタさぁーん!
[そのときバルタさんはどうしていただろう。
声をかけて、駆け寄って、息を整えて。
近くに社長さんもいたなら、紹介してもらって、自己紹介を交わしたりもしただろう]
んっと…お邪魔にならなければ整備を手伝わせてほしいなって。
重機操作でも部品の組み付けでも道具の保守整備でも何でもやりますから、お願いします!手伝わせてくださいっ!
[深々と、頭を下げる。
だってそれらの傷は、自分を守ろうとしてくれたからついた傷だ。
どんな形であれ、直す手伝いがしたかった]