「魔法銃の至近距離着弾なのか、暴発なのか…今となっては判断できる者もおりませんが…とにかく、光が消えた時、敵将の姿は地に付していました。准将の背中からは…敵将の剣の先が…」「准将は、敵に止めを刺そうとした…あるいは、刺した所で力尽きたものと思われます。」「敵将はぴくりとも動きませんでした。恐らくは即死…」「以上で、橋前での戦についての報告を終了いたします。」[若い兵士はそう言うと、敬礼をしてその場を立ち去った。自分が公式に記録をするのは、ここまで。]