[周囲を警戒しつつ歩いてはいたのだが、それは余りに唐突だった。平坦に見えていた床が、突然、消え去った] え、うわっ。 お嬢様…![反射的に繋いでいた手を離し、彼女を突き飛ばす。するりと男の姿を飲み込んで、床は再び元通り。ぱさりと帽子だけが取り残された*]