[事務室に入ると、やりかけのまま放置していた作業机に戻る。
満腹の胃は心地よい眠気を誘い、重くなった瞼が落ちかける]
ギリギリまで何もしないわ……!
[誰もいないのを見計らって大きくアクビをしたところで、エレオノーレが事務室に戻ってくる]
お、…おかえりなさい!
[慌てて表情を改めるも、帰ってきた同僚の表情が明るい事にすぐに気づく]
あら、何かいい事があった?
[この後で何事もなければ、彼女が誰かと食事の約束をした事が聞き出せただろうか。
しかし、そんな楽しい期待を裏切るかのように、突然鳴り響いた警報が緊急事態を知らせる]