― 龍峡の村・入り口 ― ……そうか。[異変を気にするのは誰だって同じだと。 彼女>>43に言われて、少し胸のつかえがとれた気がした。 度量を示す彼女の言葉に頷いて] アイリ……さん。[教えられた名>>44を噛み締めるように口にする。 顔が利く人物なのか、とは思うが、それ以上の引っ掛かりは覚えず]