― 霧の海/『シュタイフェ・ブリーゼ』甲板 ―さて、と。[ディークを見送った後、手を触れるのは首に嵌めた連絡用の魔導具──『念の輪』]『シュタイフェ・ブリーゼ』より『八幡』へ。一先ず、現状確認した。こちらからは、調査隊に俺とリォウリーが参加するよ。[通信を送る声に乗せるように、瑠璃の仔龍がきゅー、と鳴く。通信を終えた所で、視線を向けるのは傍らの古参]