……そもそも、この系列に関しては、『他の世界』に対する認識の差異もあり、中々研究が進んでいないのです。ですから……。[語る口調は少しずつ熱を帯び、それにつれて警戒らしきものも薄れてゆく。己が研究に関する話題になると一気に饒舌になり、それ以外に目が向かなくなるのはいつもの事。そんな所もまた、危なっかしい、と認識されている所なのだろうけれど。当人には全く、自覚はなかった。**]