……向こうで、なにが、あった……。[傍らに控えていた兵に問う。返されたのは、橋北部での戦いの様相。斧を手にした副将と相対した事と、その結末。最後まで将として、部隊を指揮しながら帰還したのだとの部分は小声で紡がれて] ……わぁった…………後ろ、下がって、『休ませて』くれ。[低い声で指示をだす。報せぬように駆けてきたというならば、それをここで味方に知らしめるわけにはいかぬ、と。こみ上げるものをぐ、と押し込んで]