(切り札一枚、切っちまったな……)
[荒い息をつきながら、手を強か殴られ杖を引いた巨神を睨む。
放出点の目の前で混沌の力を受けた障壁は、その力が途切れる少し前に全て砕けた。
結果、力の余波を幾らか、自身の体で受けてしまっている。
後ろの仲間たちは無事だろうかと思うが、振り向き確認する余裕はなさそうだ]
こんなのが何度もは来ねえと、祈るしかない、か。
[最後に手への攻撃が通った辺り、この力にはそれなりの反動と準備時間が必要なのだろうとも思える。
いずれにしろ、再び巨神が打撃攻撃に移るなら、それを受け止めるのは自分だと考えている*]