食す者の美味そうな表情を見ると、
不思議なことに
「明日はもっと美味なものを与えたい」という
意欲が湧いてくるのだ。
[それがどんなに楽しいことか。
メニュー考えるの大変、は偶にあるが。]
確かに食すものも評価するものも無ければ
虚しい行為ではあろう。
だが、今は二人も此処におるのだからな。
[本当は愛するものを幸せにしたい思いの一つだとは
まだ無意識すぎて気付けぬ話。>>41
その後「彼奴だけの時は我も手を抜くぞ」と
レトルトや既製品頼りだったメニューを幾つか挙げ
毎日完璧でも無いことを笑って語ったのだった。]