― 翌朝の会場 ―
[ゆるりとマイペースに会場に入れば、微かに香るバニラの甘い匂い。
ふんふん、と鼻を鳴らし匂いの元を辿れば何やらパンケーキを作っているみたい。
興味と空腹に負けて一同に近付けば、リカが声を掛けてくれた>>30。
緩やかに微笑み、普段と変わらないペースで彼に応えていく。]
ううん、あれで良ければ、何時でもおいで。
[ぽふり、と金糸の髪を撫でてあげれば。
リカは何やらクリームが掛かったパンケーキを置いて、何処かへと行ってしまった様で。
礼を言う前に行ってしまった彼に心の中で感謝の言葉を言えば、改めてパンケーキに視線を向けた。]