― 少し前/神域への門 ―
神代よりの取り決めによる秘事というわけですか。それはそれで、仕方ないことなのでしょうが......
[ 守護者の語る『色々』は、>>12神話にも英雄譚にも語り継がれなかった裏事情とでもいうべきか。
後世にその後始末が回って来たと思えばやはり恨み言のひとつも言いたくはなるが、それがあるから、黒焔狼の化身がこのような形で目の前に居る、ということでもあるのかもしれないとも思う。
そうして、この守護者の存在がなければ、ギンセイという国が、とおに滅びていたのかもしれない、という事実。 ]