― 平原 ―
お前たちとは比べるべくもないが――
[基礎は押さえている>>44との評に、思わず言葉が口を衝いて出る]
俺だって、戦場へ立つ日のために鍛錬して来たんだ!
[ただ悔しさをぶつけるだけの叫びではあったが、それでも足を踏ん張るための力にはなった。
対する相手から生じたのは、攻撃を避けるのではなく迎え撃つ動き。
真っ向からの突きに背筋に冷えが駆け上る]
く……!
[退くのは間に合わないと判断し、大きく身を捩りつつ、左手の盾を腹部を守る位置に引き寄せる。
急所こそ避けたが、盾は攻撃を受け流し切れず、表面が大きく裂けた]