人狼物語−薔薇の下国

512 勇者と魔王の共同戦線!


魔獣 タイガ

[同じ性質の力を喰らった獣は、手背で口元を軽く拭う。

 エントランスから続く階段は上階に伸び、王の背を追えば、今度も良く慣れた――― だが、些か異質な匂いを嗅ぎ分けた。闇の匂いでも、夜の匂いでもなく、もっと賢しい匂い。>>3

 その根幹を突き止める前に自棄に軽薄な声が響いた。
 神を冠してきた光闇とは、一線を画す色合い。
 胡散臭さは同胞の道化師>>7と似ているが、クン、と軽く鼻を鳴らし。

 彼の言葉に耳を傾けるは暫し。
 黄金の眼を僅かに細め。>>4

(48) 2018/12/11(Tue) 20:54:55

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