人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


破光装置 クレステッド

[何に使うのか、油を積んだ荷馬車はまだ残されていた。

レオヴィルの軍服を着た男はそれらへ顔を向けることもなく、幻想の中を歩くように朧な足取りでそこを歩いて行き]


 ……


[横から、何かに声をかけられるに至って足を止めた。

  お前、負傷兵だろう、大丈夫か
  動けるようならこっちを手伝ってくれ

言葉を聞き取ると頷くように頭を揺らし、招かれるままに近づいていくと、荷置き場から運び出した木箱を車に載せる作業に腕を伸ばした]*

(48) 2017/02/01(Wed) 19:40:24

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