─ 『世界軸』上層→中層 ─
[昇ってきた階段を下りていく途中、メレディスはふと胸元にある絆石に視線を落とす]
(…そう言えば、これにも呼応する力があるはずなんだけど)
[意識を向けるのを忌避しているため、使おうと思ったことがない。
意識を集中すると、ぐるりとしたものが身体の中を巡るため、本当は相性が悪いのではないかとすら思ってしまう]
(記憶が無いせいなのか何なのか)
[けれど忌避してばかりもいられない。
少しずつでも向き直らなければ。
『柱』候補として『世界軸』に来てからは、そんな意識も芽生え始めていた*]