[やがて>>18大気を神官長の声が震わせる。
自分達はまたこの木の上で蛇と対峙する事になるらしい。
けれど、その先に続く疾風と火炎の二組に向けられた試練には瞠目し息を呑む。]
――…。
[同じ力を宿す者同士で力をぶつけ合い、それによって力を引き出し、高めるのだという。
孰れ、自分達にもその試練は回ってくるのだろうか。
試合や訓練の一環、と考えられればいいが、全力でぶつかり合うという事は大なり小なり怪我をするという事。
自分が負傷するならいいが、相手を、と思うと気が重い。
>>39ちらと様子を見ると、レオの表情も曇っていた。]