─ 平原 ─
[それから男は手当ての必要な者の補佐に回り。
最中術を用いた所で、マリエッタ>>25に金の気を察知されることはあったろうか。
己の居所を見つけたカサンドラからの声>>26に、男は一旦補佐から離れて彼女に向き直った]
カサンドラ殿も、お元気そうで。
先の戦い振り、実に御見事でした。
しかし、休んでいなくてよろしいのですか。
あれだけの立ち回りを演じられては、流石にお疲れに御座いましょう。
[彼女が武芸に秀でた一族の一員ということは知っているが、それでも気遣うのは性分故。
相克の気である己とはあまり近くに居らぬ方が良いと、早々に傍を離れるようにと休息の補佐に戻った]