― アーヘンバッハ邸 ―[夕刻から、更にどれだけの時が過ぎていたろう。友から送られてきた報せ>>0:38に手を打つべく書面を認める。ついでに、ごく短い手紙を友へと宛て書いた。もっとも彼がこれを目にするのがいつになるのかは知らぬ。タイミング次第で、彼が随分と国にいないことは知っているから]『見せたいものがある』[───、と。書いて”見せたいもの”が”人”とまで、さて流石の赤虎将軍と言えども知れるかどうか]