リト……。 [そっと呼び掛けたのは胸の内だったか、知らず"声"として漏れ出していたか。 数年前から、何故か声だけが届くようになった見知らぬ人] ここに、居るんだよね……?[逸る気持ちを抑えるように胸に手を置きながら、しばし息を整えた*]