人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の氷華 ジークムント

 あれは――蒼月の名を持つ者か。

[己と違い、四君子の中でも古参であるという。
 『王華の選』を幾度も途中放棄しているとは噂に聞いている。
 先代『氷華』が『王華』に選ばれた際も、共に選へと臨んでいたはずであるが、その際ははてどうであったか]

 『王華』として君臨する気がなくば、初めから選に臨まず立ち去ればよいものを。

[彼の者の心中は知らぬまま、独り言ちる]

 ならば、異界の者を戦に巻き込むこともあるまいよ。

[そう言葉を発する間にも、異界よりの客人が、ちらほらとこの地に辿り着きつつあった*]

(48) 2015/10/01(Thu) 21:44:31

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