[なぜ自分がこんな場所にいるのか等の細かいことは、男の頭にはまったくもってすっかりさっぱりちゃんだった。今の男にとって大事なのは、そう。めりーさん――と名乗ったひつじ――がくれたこの惚れ薬入りのパンを、大好きなあの人に食べさせることだけだったから] このパンを神父様と二人で食べれば、 僕も念願のり・あ・じゅ・う♥になれるんだー。 ふふふ、楽しみだなーあ♡[やっぱり表情の乏しいままつぶやく男の後ろ姿は、とっても怖かった**]