…これでもう、大丈夫。――他に痛いことはない…?[>>41平気だとは言ったが、念のためにたずねる。スカーフが直され、傷が隠されていく様子を目を伏せて見送る。]ごめんね。気付くのが遅くれて…。[治療を終えた手をそっと離し、一歩後ろに退く。]みんなほど、慣れてるとは言えないけど、でも…僕も精一杯、君を守るから――。[何か声をかけられなければ、それだけを告げて、再び隊列に戻るだろう。]