― バロンの領域 ―[瑠璃色を肩に乗せ、森に近づいた所に現れたのは獅子の王]やほー。とりあえず、海の方は片付いたよー。[お気楽な口調で、鎮めの一件を伝える。『王』は口を挟む事無く話を聞いて、それから、唸るような声と共に一つ息を吐いた]『……して、そなたらはこれよりどうする』んー?逸れた他の船と合流して、本来の目的に戻るよ。俺たちは元々、南西を目指してたんだからね。こっちに流されてきたのは、あくまで事故だし。[問いに返すと、『王』はしばし、思案するように尾を振って]