― 鉄底族の宿営地 ― では、世話になる。 ディークと呼んでくれ。[己が責任を持つ、と言ってくれたドワーフの若者──といっても立派な髭をたくわえている──に謝意を伝えた。頑固者揃いで知られるドワーフだけれど、その誠実さは彼らの胸板ほどにも厚い。危険を承知で好意的な理由を、聞かず語りに知った。>>21] 従兄弟殿のことは…残念だったな。 あとで、献杯させてもらう。