[肩にかかる重みがゆっくりと離れていく>>44]
アンタが世をどんな風に見てたかは知らねぇが。
自分の物差しで計りきれねぇことは五万とあるんだぜ。
だからよ。
生きてテメェの目でもっと世の中見てみな。
[シロウの肩からクレメンスの手が離れると同時、今度はシロウの左手がクレメンスの右肩を掴み。
彼の左腹部を突き刺した軍刀を引き抜くために力を込めた。
貫通したそれを抜くということは、相応の出血も予想される。
だから引き抜くと同時に軍刀は床へと突き刺し。
空いた右手で突き刺した箇所を圧迫止血しようと手を伸ばした//]