人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


船を愛する領主 ウェルシュ

― 巡洋艦ヴァイスメーヴェ ―

[タクマの返事はさて、どうだっただろうか。丁度その頃、>>38 リオレ島西方から新しい巡洋艦がやってくる。]

 ヴァイだ。

[遠目にしかまだ見えないけれども、ウェルシュはその巡洋艦の名称を正確に当てる。
ヴァイの輪郭がやがてはっきり見えるようになり、此方へと真っ直ぐに近付いてきた。
そこから数名の海兵が小型戦艦シュヴァルベへと移動していく。
ウェルシュは、その様子を黙って見ていたけれども、]

 あれは……!
 
[一人、見知った顔を見つけた。
それは長年ウェルシュの下に就き、今はストンプの行政を取り仕切ってくれているルシエルナガの娘。
>>16 スキュレステノという名をどこかで聞いた気がしていたが。そうか、彼女の姓だったか。もう、ルシエルナガではないのだ。

そう言えば、彼女もまた姉と同じく士官学校へ進んだのだった。
姉が家を出てから、ウェルシュとヴィクトリアとの交流も少なくなったが、それでも一度、顔を合わせることはあった。
それは、確か、二年ほど前だったか。]

(47) 2015/11/08(Sun) 14:24:00

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