[面を確かめてやろうかとも思ったが、上空まで一気に飛び上がるのはそれなりに体力を使うもので、一戦した直後の今は出来れば温存しておきたかった。 結果選んだのは、直下に近づくまでは翅を最小限に使いつつ、木の枝や屋根の上を渡り歩くというもの。 目立ちはするが、カードの持ち主がそれなりに減ってきた今ならば、気配が近づいてから警戒しても遅くはなかろうと判断する][とはいえ自身の向かう先――都市中心部にいる人物>>36には、先に見付かってしまう公算が高いか*] ― →都市内へ ―