人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


山岳の民 ヴェルザンディ

 あ、あのっ!

[会見が終わり、場を辞す直前、思い切って声を上げた。
巫女姫に直接見える機会なんて、この先巡ってくるとは思えない。
だからこそ、今、問いたい。
これからの風向きを定めるためにも]

 古き民が一、ウェントゥスの族長が長子、ヴェルザンディ。
 無礼は承知で、一つ、問う事を赦していただき、たい!

[普段は口にせぬ真名を名乗りつつ、上げた声はいつもより高いもの]

 千年の昔、我らは王府に沿うを拒み、森と山とに居を定め、関わる事なく生きてきた。
 けれど、北の森の恵みを巡る争いは続き、南の山にも、領域を侵す者の手が伸びている。

[止められる前に言いきってしまえ。
そんな勢い任せの言葉が口を突く]

(47) 2015/03/12(Thu) 21:52:31

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