スノウ!
お前さんも無事でよかった!
あ、そうだ、さっきの通信の――…
[体感ホログラムの猫に無事でよかったというのも少々ずれているが、
もしシステム的ななんか難しいあれこれで、ドロイドが暴走して異変が起こっているなら、スノウやラヴィに危険があってはと、心配していたので。
傍に現れたその猫からデータを受け取ると、いつものようにひょいっとその身体を抱き上げて、
もふもふもふもふ、と撫でる。
とても撫でる。]
はー、やっぱりもふい……
充電される、回復する……
[ふにゃ、と口端を和らげてそんなことを言いながら。
けれども残念なことにゆっくりしている暇はないので、
直ぐにありがとう、とスノウを離し、データに目を通す。]